今年も確定申告の時期があと少しと近づいて参りました。
毎年2月15日から、確定申告の受付がはじまりますが、軽貨物ドライバーのみなさんは、確定申告の準備は進んでいますか?普段の経費の領収書なども整理できているでしょうか。
忙しい配送業務の合間にギリギリになって慌てて取り組むのは非常に辛いので、出来れば早め早めに「確定申告」があることを頭に入れておいて準備していけると良いですよね。
※今回のお話は、社員ドライバーさんではなく、
業務委託(個人事業主)のドライバーさんが対象になります。
一般的な軽貨物ドライバーは「個人事業主」として「委託」で働くケースが多いと思いますが、それは自分が経営者となって働く業務形態ということです。
そのため、個人事業主はサラリーマンと違って、税金は自分で納めなければいけません。
その分、やればやるだけサラリーマンのような上限もなくお金を沢山稼げる仕事なのです。
そして、1年間配送の仕事をして得られた「売上」から経費を差し引いて「所得」を洗い出し、その所得から自らの税金を計算し、納税をすることになります。
この納税を怠ると、無申告加算税という罰則の税金が課せられたり、「ほ脱」という意図的に税金を納めていない法律違反となり、5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金、またはその両方が科されます。
必ず、確定申告をしましょう!
「年末調整」とは、給与支払者(会社など給与・賃金の支払者)が、給与所得者(サラリーマンや公務員など)の扶養状況や保険料の支払い等から再計算し所得税の過不足を精算する制度のことです。
この制度は、サラリーマン(会社員)や公務員などが対象になりますので、委託ドライバーは基本的には対象ではありません。
唯一の例外として、何かしら本業の給与収入があり、副業として委託ドライバーをしている方であれば、本業の勤め先の会社で年末調整はあります。
ただし、副業として委託ドライバーで稼いでいる所得額が年額20万を超える場合、その副業については自分自身で確定申告する必要があります。
(収入から経費等を差し引いた金額が年間20万以上あった場合)
そういったケースでは、先に本業の会社で年末調整を済ませ、その源泉徴収票を取っておいて、のちに副業の収入については別途自分で確定申告をする流れとなります。
個人事業主の確定申告は、大きく分けると「白色申告」と「青色申告」の2種類があります。
「白色申告」は家計簿のように、出金と入金を記録する簡易的なものですが、「青色申告」は複式簿記といって複数の帳簿が必要になるものです。
青色申告は帳簿の面で手間がかかる分、65万円もの控除があり節税効果が高いという特徴があります。
近年では、簡単に帳簿が作成できるオンラインツールやアプリもたくさんでていますので、余裕があれば節税効果の高い「青色申告」でぜひ確定申告してみましょう。
自分で帳簿つけや記入ができそうな方は、下記のようなオンラインサービスがあります。
時間のある時にブラウザ上で売上や経費の金額を打ち込んでおけば、自動で所得や税金が計算されますのでとても便利です。
自分でやるのが難しい場合は、プロの税理士さんにお任せするというのも一つの選択肢です。
確定申告の上で「経費」としての処理が多ければ多い程「利益(所得)」が少ないと見なされ、結果的にあなたにかかる「税金」の額が少なくなる仕組みです。
そのため、確定申告の際に、事業にかかった費用はしっかりと経費として処理することが重要です。
ドライバーの経費とは、たとえば以下のようなものです。
なお、「経費」は証明することが重要です。
したがって、
などは、1年ごとにしっかり保管しておきましょう!
経費についてより詳しく知りたい方は、次の記事も参考にしてみてください。
毎年、2月15日~3月15日までとなっています。
年末年始の荷物が落ち着いた、年明けの閑散期にぜひ準備をすすめておきましょう。
<e-tax>
国税庁のサイトからネットで申請する方法です(
国税庁HP)
<郵送>
確定申告書作成の会計ソフトや青色申告書作成ソフト、国税庁HPで作った確定申告書を印刷し、税務署へ郵送する方法です
<税務署で直接>
管轄の税務署へ行き、直接確定申告書を提出する方法です
* * *
いかがでしたか?
「確定申告なんてはじめて!」というドライバーさんは沢山いらっしゃいます。
最初はわからないことばかりかと思いますが、KBT-GROUPではドライバーさんにそういった不安な面のフォローも行っておりますよ。
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