第23号 #23

KBT MAGAZINE

アーチロジスティクス

INTERVIEW

娘や家族との時間も大切にし、
子育てしながらでも出来る
ということを証明したいです。

#23
KBT-GROUP葛西店 アーチロジスティクス 
林真理子さん

全国のFC加盟店の仲間に会いにいく連載インタビュー企画

KBT-GROUP葛西店 
アーチロジスティクス 

林 真理子 代表取締役社長

img01
--
KBT-GROUPに加盟したきっかけを教えてください。
林さん
前職は航空会社でCAとして勤務しておりましたが、子供を授かったことを機に、働き方を変えていきたいという願いがありました。
子供との時間や子育ての時間を優先に考えたいと思い始めたとき、KBTグループに加盟している草加店の株式会社フェリクシードの深澤社長より、「うちの会社はスタッフ全員が既婚で子育てをしながらバリバリ働いているよ!」と聞き、そういった働き方もあるのかと興味が湧きました。
実は、その時の私は、フェリクシードさんに事務員として雇ってもらいたいな~という甘い考えでした(笑)
が、深澤社長から、自分で経営した方が将来性があると提案され、私も一度やってみようかなと後押しされて始めたのがきっかけです。
--
実際に軽貨物業を始めてみていかがですか?
林さん
今までは、航空業界で10年間勤めていましたが、接客するという部分では接し方が全く違うなと感じました。
軽貨物業は車と人が関わる仕事ですから、私は全くの無知でご縁のないお仕事でした。その無知の世界におもいきって飛び込んだ訳ですから、ドライバーさんと同じ私も未経験者からのスタートとなりました。
接する方はほとんどが男性ですから、こんな時はどのように対応したらいいのかなど、苦労することが多かったです。
また、経営者として売り上げを作らなくてはいけない、同時にドライバーさんに稼がせてあげたいという気持ちなど、航空会社で働いていた時とまた違う感覚が芽生えました。
協力会社さんたちとの横の繋がりやドライバーさんのフォローなどの関係性については、航空会社で身につけたコミュニケーション力が役立っていると実感しています。
異色すぎて面白いですねと言ってくれる会社さんも結構あります(笑)
--
KBTグループに加盟してよかったことはありますか?
林さん
レンタル車両の手配の仕方や、仕事の紹介など何もかもわからない状態で始めた私に一から教えてくれた周りの経営者さんと出会えたことです。
誰も教えてくれる人が居なければ全く別の世界になっていたのだと思うと、このタイミングで加盟して良かったと感謝しています。
img02
--
この仕事をして壁に当たりそうなときはありましたか?
林さん
自分が思っていたよりドライバーさんが増えなかったときですね。
採用しても長く続かなかったり、引き止めることが出来なかったりと後悔したこともありました。
--
ドライバーを増やすために工夫した点はありますか?
林さん
最初は知人に紹介をお願いしたり、同時に求人を掲載したりすることで強化していくことから始めました。
また、採用したドライバーさんのフォローに力を入れ、コミュニケーションをたくさん取るようにして、長く続けられるような関係性や環境を構築するように努力しています。
中には「真理子さんのところでやっていけば間違いないと思っています。」と言ってくれるドライバーさんもいて、その方だけでなくご家族のためにも稼がせてあげなければ!と奮起する日々です。
--
軽貨物業に携わってみて思うことはありますか?
林さん
すごく可能性が秘められている業界だなと感じます。誰もが羨む華やかな業界だと皆が始めそうなので教えたくないなと…(笑)
本気でやればやるだけ自分に返ってくる!ということを加盟している経営者さんが背中で魅せてくれるので、私も早くこうなりたい!と目標にさせていただいています。
自分の家族だけでなくドライバーさんの家族まで背負っている訳ですから、精神的にもかなり強くなったと思います。
今は、成果も見えてきたのでここで満足せず、おごらず次の目標を設定して前に進んでいこうと思います。
--
KBTに加盟してどのくらいの期間で手ごたえを感じましたか?
林さん
半年くらいです。
最初は知人の紹介だけで、1~2名という少人数からのスタートでしたが、新型コロナの影響もあり、求人サイトで募集したところ、応募者が増え1ヶ月に6名くらいドライバーが増えました。
その時に急激に忙しくなり、同時に達成感もありました。
img03
--
これからの目標はありますか?
林さん
まず年内に法人格を取得し、直案件を増やしていきたいです。
今、頑張ってくれている優秀なドライバーさん達を社員として、現場リーダーや配車係として雇用できるくらい会社を大きくしたいです。組織を作ることにより、より近い立場で団結して、仕事に対する意識を強めていけたらと思っています。
また、私が女性であることと、元々国際色豊かな環境で働いていたことから、女性や外国籍の方の採用にも力を入れていきたいと考えています。
--
女性の経営者が軽貨物を始めることについてどう思いますか?
林さん
軽貨物業の経営者は男性のイメージが強いですが、この仕事を通して、実際に活躍されている加盟店さんは女性の経営者も多いことに気が付きました。
これは男性と女性の違いの一つですが、男性は一つのことを最初から最後までこなす、というのが特徴的です。一方、女性は一つのことだけではなく、同時に複数の物事を進めることが得意といわれており、そんな女性の強みが大いに活かせる場だと思っています。
img04
--
どのようなタイミングでお子さんを保育園に預けて仕事をしようと思われたのでしょうか。
林さん
ドライバーさんが増えるとともに事務作業も増え、業務がなかなか終わらず、家に帰っても仕事をしている毎日でした。その為、仕事と育児の境界線がわからなくなったというのがひとつのタイミングです。
「1歳になるまでは保育園に預けるのはかわいそう」とずっと思っていましたが、お互いにストレスにならないための選択肢として、また、娘の将来を考え、社交性をつけるためにもと思い預けることにしました。
私の中でも娘と離れているときは仕事に集中し、仕事が終わった後は、娘との時間を大事にすることでメリハリをつけることが出来るようになりました。
--
これからも子育てをしながら軽貨物業を拡大していきたいですか?
林さん
そうですね。
娘や家族との時間も大切にしながら、軽貨物事業をどんどん育てていきたいと思っています。子育てしながらでも出来るんだよということを証明したいです。
プロフィール写真

オーナープロフィール

KBT-GROUP葛西店 アーチロジスティクス

代表取締役社長 林 真理子さん

1985年11月22日生まれ

座右の銘:Think outside the box. (当たり前の一歩先へ)

いままでやってきたお仕事:キャビンアテンダント