第10号 #10

KBT MAGAZINE

株式会社 SKロジスティクス

INTERVIEW

ゼロからのスタートでKBT-GROUPの周りの
先輩たちに教わりながらやってきました。
自分を助けてくれた人がいたから
ここまで来られたんです。

#10
KBT-GROUP墨田店 
株式会社 SKロジスティクス
代表取締役 佐久間 友実さん

全国のFC加盟店の仲間に会いにいく連載インタビュー企画

KBT-GROUP墨田店 
株式会社 SKロジスティクス

佐久間 友実代表取締役

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佐久間社長はKBT-GROUPに加盟されて4年とのことですが、加盟したきっかけをお聞かせ願えますか。
佐久間さん
今の弊社の大西(専務)が、異業種交流会などで蓮沼社長(KBT-GROUP川口新郷店)と交流があり、KBT-GROUPについてご紹介いただきました。はじめは中古車屋をやりたいと相談したところ、軽貨物運送事業についてやってみてはどうかと声をかけていただいたのです。私は当時38歳だったのですが、紆余曲折あり次の就職先にも悩んでいた時期でしたので、やってみようと決意しました。
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その後、KBT-GROUPに加盟して運送業を始めて、計画通り・イメージ通りに進んでいきましたか。
佐久間さん
はい。計画通りに進んだから今があります(笑)。
数字の計画を達成するには何をするべきか。というのを考え、常に軌道修正をしながらやってきました。
軽貨物運送について蓮沼さんのおっしゃった内容からすると、「やればやるだけ稼げる」事業ということでしたが、性格的に「やってみないとわからない」ということは苦手でしたので、自分で「自分がドライバーとしてやった場合」と「独立して自分で運送会社を運営する場合」の2パターンで事業計画書を作って綿密な計画を立てて取り組んでいくことにしました。お勧めいただいた話が本当ならば、どれぐらい儲かるのかを試算して確認しておきたかったのです。
そこから3か月ぐらいかけて、大西に何度も相談をしました。それで、これだったらいけると自分が確信できたこところで会社を設立しました。その際、立ち上げから支援したいという話もいただきましたが、まずは自分でやろうと考えました。人にやってもらうと結局、人の会社になってしまいますから。法人登記のほか、ホームページの作成も自力で行いました。
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軽貨物運送ははじめての事業だったと思うのですが、その中で一番大変だったことは何ですか。
佐久間さん
やはり人材の確保が一番大変でした。ドライバーさんが居てこその事業ですからね。
立ち上げ当初は、ドライバーは自分一人。蓮沼社長のところから仕事を紹介してもらい、日中は企業配をやり、その後は宅配のナイト集荷をこなしました。その間に、ドライバーの募集のための作業をしたり、面接をしたりしました。
募集広告を最初に出すときは勇気がいりましたね。どう広告を出せばよいかもわからなく、反応の電話が来るのかもわからないし、わからないことは周りの先輩社長に聞きながら教わりながら取り組んでいきました。
広告で悩んだ次には、今度は応募面接でドライバー希望の方にうちで「働きます」と言ってもらえるためにはどうしたらいいかで悩みました。ドライバーさんに勇気を与えながら、でもしっかりと内容を伝え、がんばって稼ぐにはどうしたらいいかも教えていました。
ホームページも自分で作りました。募集でこられる方に少しでも好印象を持ってもらえるように温かみのあるチームワークの良い職場の雰囲気だと思ってもらえるように作ってみました。零細企業だけど成長性もあるように謳いました。
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加盟して4年経って、今までで一番印象に残ったことは何でしょうか。
佐久間さん
特に「これ」と言った大きな出来事に出会った訳ではないのですが、4年間これまで順調に来たようで、毎日山や壁を乗り越えてくる連続で普通の日々が大変でした。毎月毎月、目標があって計画があって、それをどうやったら越せるのだろう?というゴールのない戦いが今も続いています。ですので、これまでの印象に残ったことといえば、日々目の前のことをひとつずつクリアしてくるのにとても必死だったという印象でしたね。私はゼロからのスタートでしたので。
聞いたこと・教えてもらったことをその通りに日々やっていく、という小さいことの積み重ねの毎日なので、それをしっかり継続してきました。
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加盟して良かったことをお聞かせ願えますか。
佐久間さん
それは人間らしい暮らしが出来るようになったことですね。KBT-GROUPの助けがなければ、私はここまで来られなかったと思います。非常に感謝しています。
また、このように仲間が増えることも最大のメリットですね。一人で会社をおこして一人ではじめてゼロからスタートするにあたって、グループの色々な所との繋がりが出来て協力し合える仲間がいるということは、他にはないメリットだと思います。
「やることはわかっているけれども、やってもなかなか結果がでない。」というときは、グループ内でいろいろ相談できますから心強いですね。仕事のやりとりも多いですが、社長同士で飲みに行ったり、ゴルフに行ったり、旅行したりといった交流もあります。
また、グループには幹部店というのがあって、そこにも入れていただいています。幹部店だけが集まって、今後の戦略などについての会議をしたり、決めた方針を他のグループ会社へ伝達したりといったことをしています。結束は固いですね。
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普段、ドライバーさんの頑張りを引き出すために気を付けていることはありますか。
佐久間さん
ドライバーとして入ってきてくれたかたが継続して長く勤めていただけるためにはどうしたらよいかを考えることに注力しています。大切にしているのは普段から定期的にコミュニケーションを取るようにすることです。仕事の内容はもちろん、お金の相談などにも乗るようにしています。特に最初の3か月は毎日業務報告の連絡を入れるように言っています。
「今日どうだった?」と聞くと、「暑かった」とか「辛かった」という言葉が出てくることもあります。そういう話を聞いてあげることは大事です。一人でやる仕事だから、だれか話を聞いてくれる人がいるということが大切なのだと思っています。
また、ドライバーには経験者よりも未経験から始めた方のほうが多いです。できなかったら覚えればいいし、最初はあまり難しくない現場に出ればいい。もちろん、研修もしっかり行うようにしています。お世話になった蓮沼社長のところに、新人研修の仕組みがあったので、それをアレンジして実施しています。研修があるのは当たり前。そう考えて丁寧に育てています。できなかったことが、いつの間にかできるようになっている。人が成長していくのを見るのは面白いですね。
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これからドライバーを目指す方や、これから加盟店への参入を検討しているかたへのメッセージをお願いいたします。
佐久間さん
この業界に入ってくるかたは中堅の年齢が多いと思うのですが、自分のやり方や過去の経験や物事に執着しないということは大事だと思います。自分の経験ばかりに頼るのではなく、KBT-GROUPで成功してきている先輩たちが目の前にいるので、その人達のアドバイスを素直に聞く、ということが非常に大切だと思います。
うちの会社もわたし自身もまだまだです。ゼロからのスタートで周りの先輩たちに教わりながらやってきました。自分を助けてくれた人がいたからここまで来られた、と思っています。だから次は、自分が誰かを助けたいですね。
そのためには、また自分なりのビジョンを描きながら、前へ進んでいきたいと考えています。
プロフィール写真

オーナープロフィール

株式会社 SKロジスティクス

代表取締役 佐久間 友実さん

1974年、東京生まれ

座右の銘:自分でできることは自分でやる

いままでやってきたお仕事:家具の営業・健康食品の会社で管理職