第12号 #12

KBT MAGAZINE

impress株式会社

INTERVIEW

しっかり安定した
売上をあげて実績を作り、
自分の夢を叶えられるよう、
この軽貨物運送事業を
日々頑張っています。

#12
KBT-GROUP城東店 
impress株式会社
代表取締役 相島 章人さん

全国のFC加盟店の仲間に会いにいく連載インタビュー企画

KBT-GROUP城東店 
impress株式会社

相島 章人代表取締役

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どのようにしてKBT-GROUPと出会いましたか?
相島さん
約12年間、大手運送会社の社員ドライバーをしていました。事情により退職しましたが、その後知り合いがKBT-GROUPをやっていたというのもあって、軽貨物運送事業のことを思い出しました。「すごいよ、食べていけるよ。」という風に聞いておりましたので、知り合いを辿ってKBT-GROUP本部に、現・東京店の濱中社長ら友人とともに話を聞きにいったのです。そうしたら、岩本社長もたまたま前職が同じ大手運送会社での委託ドライバーを以前していたと聞き、これは何かのご縁だなと感じました。元々僕は大手運送会社でドライバーをやっていたので自信があったので、最初はKBT-GROUPのドライバーとして、軽貨物運送の業界に入りました。
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ドライバーからオーナーへと、起業したきっかけをお聞かせいただけますか?
相島さん
当初僕は社長になるつもりは全くなかったのですが、軽貨物運送ドライバーを続けてしばらくして、僕も経営者になる流れがありました。
KBT-GROUPの交流会には必ず顔を出すようにしていたのですが、そこで戸田店の吉川社長と出会い、よく一緒に呑むようになりました。その吉川社長から「自分でやってみたらどう?」という声をいただき、考えたのですが、自分が走っていた店舗の他のドライバーさんは自分が連れてきた前職の繋がりの知り合いばかりでしたので、自分の連れてきたドライバーさんをちゃんと責任もって管理してあげたいという気持ちになったのです。それで正式にオーナーとして法人登録をして加盟(起業)する形になりました。
当時お金は無かったので、自宅登記でやりました。その後足立店の牛込社長と仲良くなり、「事務所つくったほうがいいよ。」と言われました。ちょうど牛込社長も事務所のアパートが更新時期にきていて困っていたそうで、なぜか運に恵まれ牛込社長の親戚の人が倉庫付きの事務所を建ててくれたのです(笑)。僕はそこの一部を安い費用で事務所として借りることができました。このような、僕を支えてくれアドバイスをしてくれる人たちとの出会いは非常にラッキーだったと思っていますし、とても感謝しています。
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何かオーナーになってからの変化や工夫などがあればお聞かせいただけますか?
相島さん
現在法人化して3年目で、会社としては4期目ですね。
昨今物流業界が盛り上がっているため、ドライバー不足で悩んでらっしゃるオーナーさんが非常に多いとお聞きしておりますが、僕は知り合いのみできているので、困ることが周りの方達に比べると少ないですね。知り合いばかりだと欠員が出来にくく、僕は今走ってくれているドライバーさん達がどれだけ大きな数字(売り上げ)を出せるかを考えればよいだけなので、みなさん長く続けてくれます。
最初は、起業1年目からいきなりいい案件に恵まれ、ドライバーさん30人か40人ぐらいに仕事ふっていて特別なことは何もしなくても利益があがり、こんな楽な仕事ないなと思っていました。うちのドライバーさんは宅配のプロなので、売り上げ50万以上は普通にあげてくるのですよ。そんなドライバーさんが例えば10人いたらすぐに500万ぐらいの売り上げになっちゃう。僕は何もしなくても、生活はただそれだけでできてしまうので、非常に楽で有難いことだと最初は感じていました。
しかし、その「良い案件」がすぐに終わってしまって2年目は売り上げが急降下して半分以下になってしまいました。会社の経費などもかかるのでこれじゃいけないと思って、3年目からは大手の配送案件でドライバーを走らせました。そう、自分が以前辞めた大手運送企業の仕事です。うちの大事なドライバーさん達のために、単価そのものをあげてもらいました。また、センターごと担当させてもらえるとのことで集荷も配達も全部やりました。普通大手運送企業の、本来なら「社員ドライバー」がやる業務を「委託ドライバー」の金額でやらせてもらえるとなると、なかなか良い数字になります。その数字を担当したセンターを中心として広げさせてもらって、再び売り上げが戻りました。これは大きなチャレンジでした。
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ご自身も元ドライバーということですが、ドライバーさんに対してはどのようなスタンスでおられますか?
相島さん
僕としては、委託で走っているドライバーさんに関しては、個人事業主なので彼らはある意味「社長」。立場は同じ、と考えています。
法人化しているか・してないかの違いなだけで、なるべく自分で考えて行動してほしいと思っています。それは突き放す意味ではなく、「やりたくない仕事はやりたくない。」と言ってほしいということですね。「やりたい仕事をずっと続けたい。」というのは良いことです。この仕事やる・やらないという選択肢が、彼らは「社員」ではないので勿論あって自分で決められます。そのため「この仕事(案件)はやりたくない。」と言われても僕は「なんで?」っていう嫌な追及はしないですね。
オーナーだけど、ドライバーさんは僕の会社の従業員や部下ではなく「パートナー」ですので、フェアな立場だと考え、相手を尊重しています。
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ドライバーさんとの普段のコミュニケーションについてお聞かせください。
相島さん
ドライバーさんと僕とはパートナーという立場でありながらも、「お金がない。」と言われたら僕は仕事を用意しますし、「車がない。」と言われれば車も用意します。新車または新古車だとドライバーさんも喜びますしね。車は1日中いる空間なので、新しい部屋にずっと住んでいるようなものです。また、プレゼントではないけどもスタッドレスタイヤをあげたりします。すると、非常によく頑張って走ってくれます。タイヤにしても「売るね。」っていうと「買わされた。」ってなりますけどね(笑)。そのように、頑張って走ってもらうために取り組んでいることは多々ありますね。
コミュニケーションについては、倉庫付き事務所が出来た時はバーベキュー大会などやりましたね。バーベキューも僕の手料理で、カレーライスとかたこ焼きだとか魚介焼きとかチャーシューなどを振る舞い、おにぎりも握ってあげて「次の日のお昼にくえ。」と出します(笑)。そういうのを2か月に1回ペースでやっていますね。
あとは忘年会です。みんな忙しい時にやれないということになったら新年会にしたり、忙しいドライバーさんの都合にあわせて、夜の9時からとしたりしています。車で来た人には駐車代とか気持ちもお渡ししますね。
実は、お年玉もあげているのですよ。くじ引きのようにして、はずれもあるけれど当たった人は喜べるゲーム感覚ですね。みんなお金が大好きなのでお金や旅行券などをあげることをすると非常に喜ばれますよ。もっともこれは、ドライバーさんが知り合いなので出来ることですが。
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KBT-GROUPに加盟して、オーナーになってみて良かったことをお聞かせください。
相島さん
今までの経験を活かせたことが非常にうれしかったです。良かったですね。
前職の大手運送会社でのドライバーとして走ること12年、その後も軽貨物ドライバーとして走りましたが、運送業界とは切っても切れなかった縁があったのでしょう。これまでの人生でやってきたことは自分の財産だったのだ、と気づかされました。
ただ、その当時の雇われと違って今はKBT-GROUPに加盟して「自分の会社」だから、自分で考えてできることも沢山あります。色々なことの改善も取り組めています。これが、企業のいいなりになっていた当時とは大きく違う点ですね。
僕には以前より飲食業をやりたいという夢があり、その夢は運送事業をやっている今も捨てていないので、いつかは叶えたいと考えています。
いまはその境目にいます。あともうちょっとで夢が叶うところにいます。
しっかり安定した売上をあげて実績を作り、自分の夢を叶えられるよう、この軽貨物運送事業を日々頑張っています。
プロフィール写真

オーナープロフィール

impress株式会社

代表取締役 相島 章人さん

1971年7月17日生まれ

座右の銘:平凡と夢

いままでにやってきた仕事:鉄道関係・呉服屋・飲食店・大手運送会社のドライバー